“座る”を考えなおす
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内容紹介 “座る”を考えなおす
北欧デザインの第一人者、ピーター・オプスヴィックが綴る革新的な椅子の本。数々の作品と著者ならではの考察をオールカラーで紹介。
時代を超えて世界中で愛される椅子「トリップトラップ」や「バランス・チェア」の生みの親であるノルウェー工業デザインの第一人者、ピーター・オプスヴィックが綴る革新的な椅子デザインの本。
「座る姿勢を取ることが増えてきた人類が、本当に求める快適な椅子」を追究する。
“人間工学に適った機能面”と“独特のデザイン面”が際立つ作品を生み出す、著者ならではの椅子デザインへの考察が凝縮された貴重な一冊。
今までに例をみない新しい“座り方”を、豊富なイラストと写真で紹介。
これまで著者が作り出した椅子作品を多数収録。大判サイズで写真も美しい。
オールカラーでどこから読んでも楽しく美しい。
第1章 なぜ――背景
活動的な過去/活動的でない現在/脱工業化社会/道具/座る姿勢/「ホモ・サピエンス(人類)」が「ホモ・シーデンス(座る人々)」に/席に座る――言葉でのメッセージ/椅子と権威/産業革命と社会の変化/機能主義はどのくらい機能的だったのか?/長時間座る人から学ぶ/儀式的行為――人間工学的問題への答えか?/ライフスタイルが私たちの身体を変えるか?
第2章 いかにして――理論
動き:なぜ動きか?/振動(リズムと周期)
いろいろある座り方の種類:なぜ座る姿勢を変えるのか?/体の要求と心の抵抗/体の要求と物理的な障害/「身につける」椅子
コントロール:バランス/フット・コントロール
第3章 好みの姿勢
足/体の中心部/胴体/腕、手/頭/椅子の断面と姿勢
第4章 ティルティング(傾斜)――4つのコンセプト
車輪:逆さ振り子/住居に適した椅子/座面+すね当て/座面+すね当て+背もたれ/座面+すね当て+背もたれ+肘掛け+ヘッドレスト/1脚の椅子で取れる姿勢の数は?/活動と休養
バランスのとれた傾斜:「どんなポジションにも対応する椅子」/簡単にバランスが取れるようにする/いろいろと使える椅子/シンプルな手法/木材のねじれ/プライウッドで遊ぶ/羽のある椅子
渦巻バネ:床からの解放
上から吊り下げる:動かずにいることがほとんど不可能/ファクター10/自然なリズム
第5章 支えること
学生作品/“レイアウト”/解放/バランス/型にはまった椅子に型破りに座る/背もたれよりもすね当て/「自分用の椅子を持ちます」/必要な箇所に支えを/座っているとも、立っているともつかない姿勢/立ち姿でもリラックス/支えが必要なのは身体の「背面」だけでしょうか?/自由は支えと同じく重要でしょうか?/足の「要求」を真剣に考える/テーブルの「上に」足を/いろいろな高さの「床」/私たちの先祖は木々の中で暮らしていました/荒れ地(ウィルダネス)/ソファはもたれるためだけのものでしょうか?/新しいタイプのソファ/ストレスの溜まる作業姿勢/乗り物の椅子/動的な自動車座席
第6章 サイズ
ミニ・マックス/子供とともに成長/よじ登りやすく、調節しやすい/「10秒で自分のサイズに調節できる」
第7章 人間工学以外の特質
キュービスムの形態/彫刻、それとも家具?/形を変えられるもの/快適な4キログラムの椅子/動きのシンボル
第8章 観察とインスピレーション
座るための家具の使用場所:リビング・ルーム/ホーム・オフィス/オフィスに焦点/仕事とは?/働くための環境
仕事法:どのようにアイディアが浮かぶか/観察行動/心の中で椅子に座る/夢のデザイン
環境価値:地球規模の問題――私たちの責任/アンチ家具/流行とそれを追い求める消費/家宝/美しさを長持ちさせる表面処理/買い換えるか、残しておくか?/パラドックス(逆説)
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