さいごの木 オリーブと希望のたね
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内容紹介 さいごの木 オリーブと希望のたね
オリーブは、生きている木に会ってみたいと、ずっと思っていました。
でも、さいごまで生きていた木も、
はるかむかしに死んでしまったのです。
木のない世界を想像してみてください。わたしたちの世界とよく似ていますが、空いっぱいにひろがる木の枝も、木のぼりも、風にそよぐ木の葉も、いまや遠い記憶のなかに閉じ込められたままです。
そんな世界に生まれたひとりの女の子、オリーブ。おそれを知らない元気いっぱいのオリーブは、ある日、ゆたかな想像力にみちびかれるままに、木が生きていた世界に迷いこみます。
オリーブの探求心あふれる冒険をとおして、わたしたちは自然のおどろくべき力とうつくしさに気づかされるでしょう。
そして、その勇気ある行動は、木のない世界にひとつぶの希望をもたらすのです。
本書は、圧倒されるほど繊細で美しいディテールとスケールを備えたイラストで、世界共通の課題である環境問題をテーマとした重要なメッセージが描かれています。
限りなくシンプルな言葉選びを重ねた文章は、開くたびに読者の想像を駆り立て、新たな発見と解釈をあたえてくれます。
本書は、一人一人が自然の大切さを意識し世界が抱えている問題を、地球全体で考える必要性があるということを改めて感じさせてくれるメッセージが込められています。
現代人に必要なメッセージで描く本書は、子どもからおとなまで、幅広い年代の方々に受け継がれる物語です。
判型:B5変型(246×189×15mm)
頁数:64ページ
色数:1C
製本:上製
●著者について
著:ルーク・アダム・ホーカー(Luke Adam Hawker)
美術家、デザイナー、イラストレーター。ノッティンガム・トレント大学でインテリア建築とデザインを学ぶ。卒業後、ロンドンでデザイナーとしての経験を積み、現在もロンドンを拠点に活動し、ペンとインクによる風景画をメインに描く。個展開催の他、2019年ロンドン・デザイン・フェスティバルなど多数の展示会に出展。近年SNSで膨大なフォロワーを獲得しており、今やその数は30万人以上にもなる。著書に『いっしょなら』(ガイアブックス)。
ウェブサイト:www.lukeadamhawker.com/
訳:八木 恭子(やぎ きょうこ)
大学卒業後、会社勤めを経て翻訳を学びはじめる。訳書に「ぼくらのミステリータウン」シリーズ、『ショッキングピンク・ショック! 伝説のファッションデザイナー エルザ・スキャパレリの物語(産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞)』、『はじまりはまっしろな紙 日系アメリカ人絵本作家 ギョウ・フジカワがえがいた願い』(フレーベル館)、『きょうりゅうローリー はじめてのひとりたび』(潮出版社)などがある。
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