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日本という国 <日本はかつて世界の風雲児だった>
2024.06.13

私(ガイアブックス創業者)は自らをナチュラリストと称して、「地球は生きている」という
ガイアマインドを世に浸透させることを使命と自身に課してきた。
残念ながら世界はまるで真逆の方向に進んでいるかのようであるが、まだあきらめてはいない。
私が「ナチュラル」に心を置くに至ったのは、私がこの日本という国に
生まれ育ったことと無関係ではないだろう。

19世紀後半から20世紀初頭にかけて欧州の列強国は、
世界各地とくにアジア諸国を自国の植民地とすることにしのぎを削っていた。
そんな中で日本は独立を守った。長らく鎖国という独自政策により、欧米が推し進める近代文明から
大きく後れを取っていたにもかかわらず、である。それはなぜだろう?

振り返ると日本はいくつかの時代で世界に旋風を巻き起こしてきた。
古くは当時最強最大の帝国だった蒙古の襲来を水際で打ち破った。
国を守りぬいた要因は神風のおかげだけではないだろう。
また開国から間もないアジアの小国である日本が、ロシアに勝利した日露戦争の結果も
当時の欧米諸国にとって衝撃であっただろう。
これらはたまたま運が良かった、神様が味方してくれたからなのだろうか?

1853年にはアメリカから黒船が来航し、日本は開国を迫られた。
当時世界中に植民地を持つ大国イギリスやフランスは、かたや幕府にかたや薩摩に武器を売りつけ
日本国を分断しようと試みた。しかし結果はまさかの江戸城無血開城となった。
その後の経過も当時の欧州の常識では考えられないものであった。
薩長連合の主役であり、政治の主役であったのは武士そのものであったにもかかわらず、
彼らは自らの特別な地位、士農工商の最上位の位置を自ら捨てたのである。
この日本人のメンタリティーは、欧米人には理解できなかったのではないだろうか。(つづく)

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