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アシュタンガ・ヨーガとは2014/07/07更新

  • 読み:あしゅたんが・よーが
  • カテゴリ: ボディーワーク > アシュタンガ・ヨーガ
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サンスクリット語でアシュタンガを直訳すれば、アシュト(ashto)は「八」、アンガ(anga)は「枝」で、「8本の枝」となる。インドの名高い聖者パタンジャリが2000年以上前に書いた経典で、ヨーガの体系を八支則にまとめたもの。8本の枝は、自己実現に至るための踏むべき階段であり、精神と肉体と魂を一体化する方途(八支則)。

八支則のどれひとつもないがしろにせず、修練を重ねれば悟りが開ける。

 

八支則

1.ヤーマ(Yama) 禁戒、道徳律

ヤム(yam)は「慎む」という意味。

5つの道徳律:アヒムサー(Ahimsa、非暴力)、サティヤ(Satya、正直)、アステーヤ(Asteya、不盗)、ブラフマチャリヤ(Brahmacharya、禁欲)、アパリグラハ(Aparigraha、不貧)

 

2.ニヤーマ(Niyama)勧戒、浄化と学習

ニ(ni)は「下に、中に」の意味、ヤーム(yam)は「制限する」の意味。

5つの規律:シャウチャ(Shaucha、清浄)、サントーシャ(Santosha、知足)、タパス(Tapas、苦行)、スワーディヤーヤ(Swadhyaya、聖典読誦)、イーシュワラプラニダーナ(Ishwarapranidhana、自在神への祈念)

 

3.アーサナ(Asana、座法、ポーズ)

アース(aas)は「座る、ある」という意味。特定のポーズを意味する。

アシュタンガ・ヨーガでは、ポーズ(アーサナ)を3つのシリーズに分けます。初級シリーズ(ヨーガ・チキツァ Yoga Chikitsa)は、体を調整し浄化する。

中級シリーズ(ナーディ・ショーダナ Nadi Shodhana)は神経システムを浄化する。

上級のA、B、C、Dのシリーズ(スティラ・バーガ Sthira Bhaga)は力強さに動きの優美さを加えるもの。

アーサナのポーズは、全身のすべての筋肉、神経、臓器、腺、エネルギーの経路に働きかけ、伸ばし、鍛えるために、特定の順序で注意深く配列されている。

単なる体操ではなく、ポーズとそれをつなぐ動きと呼吸を一致させたもの。

 

4.プラーナーヤーマ(Pranayama)調息、呼吸のコントロール

プラーナ(Prana)は「呼吸」「エネルギー」「力」「生命力」という意味。アヤーマ(ayama)は「長さ」「制限」「拡大」「伸ばす」という意味。プラーナーヤーマは、息を吸い、吐き、保持(息をとめる)働きを、高度な形でコントロールするもの。全身を巡るエネルギーの流れを左右するもので、正しく効果的に働くように、エネルギーの経路を浄化し、アーサナによって体を鍛えなくてはいけない。

 

5.プラティヤーハーラ(Pratyahara)制感、感覚のコントロール

プラティ(prati)は「逆らって」「後ろに」、ハーラ(haara)は「つかむ」という意味。プラティヤーハーラは「抑える」という意味。心の安定であり、絶えず心を呼吸のリズムに引き戻す働き。その結果、精神が鎮まり、コントロールされ、さらに高度の集中に至ると、自分の感覚を思いのままにコントロールできるようになる。

 

6.ダーラナ(Dharana)疑念、集中

ダール(dhar)は「止める」「維持する」の意味。深いレベルの集中。心の焦点が一点に定まり、吐く息と吸う息、そして視点に純粋に集中した状態。

 

7.ディヤーナ(Dhyana)静慮、瞑想

ディヤイ(dhyai)は「瞑想する」「静観する」という意味。まったく無想の、深い瞑想の状態を得る。アーサナの連続したポーズを行う間、プラーナのエネルギーが途切れなく流れ、個々のポーズが優美に連なってアーサナという花冠を編み上げ、さながら「動く瞑想」となる。

 

8.サマーディ(Samadhi)三昧、自己実現、悟り

サマ(sama)は「同じ」、アディ(adhi)は「もっとも高い」を意味する。「すべて」を見渡すことができる、頂点の状態。神と合一する感覚。

 

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