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ピラーティスとは2014/08/05更新

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ピラーティスは、体を自然なアライメントに戻し、ストレスなく動くことのできる、正しい姿勢や動きをあらためて体に覚えこませることを目的として考案された。このエクササイズにより、体を“中心”から鍛えることで、四肢をスムーズにストレスなく動かすために必要な体の安定を獲得することができる。

 

歴史

ジョーゼフ・ピラーティスは1880年にドイツのデュッセルドルフで生まれた。子どもの頃、ぜんそくとくる病に悩まされたピラーティスは、その経験から、“コントトロロジー”というエクササイズを考案した。第一次世界大戦中、英国の警察で護身術を教えていたピラーティスは、居留外国人として、収容所生活を送ることになった。収容所の中で自らのエクササイズを教え、自分と仲間の健康を保っていた。戦争が終わり、母国ドイツに戻ると、人気のダンサー達と組んで仕事をするようになり、1926年にはアメリカに移住して自分のエクササイズ・スタジオを設立した。彼のユニークなエクササイズは、ダンスで傷めた体を回復させるのに有効なトレーニング法として評判を呼び、顧客としてニューヨークのダンサーや俳優達を抱えるようになった。ピラーティスが1967年に亡くなるまで、多くの生徒がピラーティスのメソッドを学んだ。現在では、ピラーティスの教授法もいくつかのメソッドに枝分かれしている。

 

ピラーティスの原則

ピラーティスの理論によると、身体のすべての動きは強い体幹から繰り出されなければならない。ジューゼフ・ピラーティスは、この強い体幹を“筋肉のガードル”あるいは“パワーハウス”と名付けた。おへそを背骨に向かって引き付ける様子をイメージし、どんな動きをするときでも、常に身体の中心は引き締めておくように注意する。

 

ピラーティス体型

ピラーティスで鍛えた体は、見ればすぐわかる。なぜなら左右対称で、引き締まっているからだ。伸びすぎたり丸まったりせず、自然なカーブを描く背骨、耳にむかってあがることなく、左右が同じ高さにある肩、長い首、みぞおちの部分が平らで引き締まったお腹、優雅でスムーズに動く手足、ゆがみのないお尻、強く、筋肉がつきすぎない脚などが、ピラーティス体型の主な特徴。この体型を獲得すれば、自分の身体を流れるようにスムーズに、何の苦もなく動かすことができる。

 

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