ヨガ・マーラとは2014/08/06更新
- 読み:よが・まーら
- カテゴリ: ボディーワーク > ヨガ・マーラ
マーラとはサンスクリット語で「花冠」と意味する。
「ヨガ・マーラ」とは、偉大なヨギであるシュリ・クリシュナ・パタビ・ジョイスがアシュタンガ・ヨガの本質をまとめた論文のタイトルである。ひとつひとつのヴィンヤーサは数えて集中するための神聖な数珠玉のようであり、それぞれのアサナは、呼吸という糸でつながれた香り高き花のようだと表現している。ヨガの花冠は「自己を知ること」で飾ってくれている。
シュリ・クリシュナ・パタビ・ジョイス
シュリ・クリシュナ・パタビ・ジョイスは1915年7月の満月の日に、南インドカルナタカ州ハッサン郡の小さな村、コウシカに生まれた。ジョイスの父は占星術者であり、司祭であり、地主であった。バラモン階級のため、5歳からサンスクリットと儀式関係の教育を父から受けていた。12歳のときヨガに出会い、強靭で優雅な肉体を持つヨギが、ポーズからポーズへと飛ぶように移っていく姿に魅かれ、ヨガを学ぶことを決心した。偉大なヨギ、クリシュナマチャリヤに弟子入りし、修行の日々が始まった。ジョイスはヨガの練習をしていることを決して家族に言わなかった。朝早く起き、ヨガの練習をしてから学校に向かう日々を送る。当時インドでは、ヨガは僧侶たちや家を捨てた修行者たちだけが理解しうる深遠な奥義であると考えられており、ヨガをやったら最後、あらゆる世俗への興味を失い、家族を捨ててしまうものと思われていた。ジョイスは成人すると故郷を発ち、1、2年物乞いをしたのち、大学でヴェーダを研究し、サンスクリットを修め、ついにアドヴァイタ・ヴェーダンタで教授の地位を得る。1958年に「ヨガ・マーラ」を書き始め、1962年に出版された。アシュタンガ・ヨガの実践に関する、時代を超えた本質をはっきりと示しており、ヨガ実践者にとって素晴らしいお手本となっている。
ヨガ・マーラの内容
ヨガのたゆみない実践によって、内なる神とは究極の平和と永遠の至福の本質であり、宇宙の創造と維持と破壊の原因であるということを説いている。
アシュタンガ・ヨガの根幹である“8本の枝”(「8支則」ともいう。8つの進むべき段階、8つの守るべき規則のこと)、高レベルなアサナの実践法についてまとめられている。
関連書籍の紹介
- アシュタンガ・ヨーガ インターミディエート・シリーズ価格:\3,400+税
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- アシュタンガ・ヨーガ 実践と探究価格:\2,800+税
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