ヨーガとは2016/11/07更新
- 読み:よーが
- カテゴリ: ボディーワーク > ヨーガ
ヨーガ(Yoga)
ヨーガの実践にはじつにさまざまな側面があるが、そのすべてに共通する目的は、ばらばらの個(シヴァ:jiva)と、絶対者すなわち純粋意識(ブラフマン:Brahman)とをふたたび結合させること。ヨーガという言葉自体が「結合」「つなぐ」という意味を持っている。こうした不変の実在の結合によって、魂はもはや分離されているという感覚から自由になり、時間、空間、因果関係といった幻想から解放される。
ヨーガの起源
賢者達が瞑想による悟りをへて体得してきたもの。ヨーガが存在していたという考古学的証拠で最古のものは、ヨーガのポーズをとる人の姿を石の表面に刻み付けたもので、インダス川流域から紀元前3000年頃のものとして多数発掘されている。
文献で最古のものは、ヴェーダ(Veda)と呼ばれる膨大な聖典の数々で、一部は少なくとも紀元前2500年。
ヨーガ哲学の根幹である『ヨーガ・スートラ(Yoga Sutra)』は紀元前3世紀に聖者パタンジャリによって表された。この書の中で、ヨーガの8項目が明記されている。
ヨーガの8項目
8つのステップを踏んで修行を進める段階式訓練法であり、身体と心を清めつつ最終的にヨーギを悟りに導くもの。
- ヤーマ(Yamas)慎むべきこと。低次の性質を打ち破ることを目的とした5つの道徳律に分かれている。暴力をふるわず、思考言動で偽らず、盗まず、何事も度を越さず、所有欲を待たず。
- ニヤーマ(niyamas)守るべきこと。純粋さ、満足、苦行、聖典学習、常に聖なる存在を意識して生きること。
- アーサナ(asanas)座法、ポーズ。
- プラーナーヤーマ(pranayama)呼吸のコントロール。
- プラティヤーハーラ(prayahara)五感を内に向かわせ心を鎮めること。
- ダーラナー(dharana)集中。
- ディヤーナ(dhyana)瞑想。
- サマーディ(samadhi)超意識。
アーサナ(asanas)
ポーズのこと。アーサナの実習にあたって肝心なことは、パターンに従って行うこと。
プラーナ(prana)
呼吸法のこと。あらゆるヨーガ行法の柱となるのは、プラーナの流れ。それは微細なかたちをとったエネルギーであり、空気や日光にのって運ばれ、生気を与える。
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