中国手技療法とは2014/08/06更新
- 読み：ちゅうごくしゅぎりょうほう
中国手技療法（推拿療法）
推拿健身法は中国伝統手技療法の中でも最も特色のある療法であり、「未病を治す」という予防医学において最も有効な方法の一つでもある。数千年の歴史を持つ中国伝統医学の基礎理論に基づいたこの健身法は、さらに現代医学の科学知識を取り入れていて、“亜健康”体の調整や疾患の予防の主要な手法として重んじられ広く使われている。
推拿健身法は中国按摩、推拿の各流派手技の精髄を取り入れ、施術時に受術者の症状に応じて弁証施術を行なう。具体的には、経絡とツボに手技を用いて刺激を与えることにより、相応する部位と臓腑器官の機能を調整し、病状の虚実差異に従って手技を選択し、体をアンバランスの状態から正常な状態に転化させる。体内の陰陽平衡を保持できる上、副作用がほとんどない。ゆえに、保健を目的とする推拿健身法は、自然を重視する医学思想を特徴とする安全療法であり、健康増進に効果を発揮するものである。
推拿健身法は、中医学における臓腑学説・経絡学説・気血津液学説などを根拠とし、現代医学の諸原理（神経、代謝、循環、消化、呼吸、秘尿、運動など）を同時に用いた療法である。患者の体に与える良性の刺激を応用し、経絡・ツボあるいは神経筋肉の組織に作用させ、体に転調作用をもたらす。この転調作用によって、人体の各臓腑・器官・組織は相対的に平衡状態に達成し、疾病予防と各疾病を取り除くことができる。
推拿健身法を用いた疾病施術は、発病原因や症状の違いに応じて、違った補 手法を用いる。柔和かつ軽快な力でツボを押すことにより、経済の生理機能を改善させて気血津液の代謝を調整し、また経絡の伝導作用で、臓腑・組織・器官の活動を調整する。さらに、正気を扶助して邪気を排除し、疾病治療の目的に達成するものである。
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