マヤの予言とは2014/07/10更新
- 読み:まやのよげん
- カテゴリ: ファッション・アート・文化 > マヤの予言
中央アメリカのマヤ人にまつわる謎の多くが明らかになったのは、この100年のことにすぎない。中でも最大のミステリーは長期暦といえるかもしれない。その最新の「大周期」は紀元前3114年8月13日に始まり、5125年と132日後、つまり2012年の冬至に終わる。マヤ人は優秀な数学者であり、驚くほど正確な天文学者だったことがわかっているが、自然の周期に対する理解にもとづく、神がかりとさえいえるほどの先見力も持っていた可能性があるのだろうか?そのような――1000年以上前に栄えた――文明が、地球の現代文明が第3千年紀の10年代に終わることを、本当に予言できたのだろうか。
終末論的予言
終末観は、歴史上のほぼあらゆる主要な文明で表現されている。原因は洪水、火、干ばつ、その他さまざまな自然現象のどれであれ、神の手の一振りによって人間の最も根源的な恐怖を要約しているのである。
西暦の第1千年紀を生きた中央アメリカのマヤ人たちは、かつて地球上に存在した中でもとりわけ高度な文化を築いた。その末裔のマヤ暦師たちは今日でも天文学と数学と予言の能力を示している。紀元前3114年8月13日に始まったマヤ暦の5番目にして最後の時代は、2012年12月21日に終わる予定である。これは比較的最近になって石碑が読み解かれ、16世紀のスペイン人征服者による野蛮な破壊をくぐり抜けた数少ない記録、つまり絵文書が解読されてわかったことである。
マヤ人には、時間の神聖な周期によって決定される生命のイメージがあった。自分たちの民族はこれまでに大部分が死に絶えた天変地異を4回経験してきたと信じていた。そして自分たちの文明を継続できるだけの人が、それらの厄災を生き延びたのだとも信じていた。
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