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リオハワインとは2014/08/01更新

  • 読み:りおはわいん
  • カテゴリ: 食・ワイン > リオハワイン
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優れたワイナリーとワインが特に集中しているのはリオハである。この地方の最優秀生産者の多くは19世紀または20世紀初期の創立であり、その歴史は彼らの卓越した古いワインに存分に生きている。

 

リオハワインの歴史

リオハはスペイン北西部の中心に位置する。この名高い地域は(もっと歴史のあるヘレスとともに)長いあいだスペインにおける葡萄栽培とワインづくりの頂点を象徴してきた。しかしその圧倒的な存在感が、大西洋の影響を受ける重要な周囲の葡萄畑をかすませる傾向がある。

葡萄栽培は紀元前1世紀にローマ人によってスペインにもたらされ、急速に広まった。イスラム帝国による征服後、最後のキリスト教の砦はこの地域にあり、再征服されたスペイン全土の葡萄畑の復興もここから始まった。16世紀、リベイロからイギリスに輸出していた短い繁栄の時代が過ぎると、その後300年あまり、この地域のワインは域内取引に逆戻りした、葡萄栽培もワインづくりも技術が最も未熟だった時代である。フィロキセラ禍のあとにフランス人が到着し、鉄道の誕生に続いて輸送が改善されて、1870年にリオハの貿易が始まった。そして20世紀は浮き沈みの多い激動ともいえる時代だった。

 

この数十年スペイン北西部に見られる品質のまぎれもない向上は、主に葡萄畑での一層の努力の賜物である。1990年代から、ワインのつくり手は果実の供給源に以前よりはるかに直接的にかかわるようになった。彼らはいまや単なるブレンドの達人ではない。さらに、1960年代から70年代にかけて、スペインの田園地帯に遅ればせながら訪れた産業化と同時に起こった、化学肥料の過剰使用と法外な収穫量の追求をやめられた者(あるいはもともとそんなことにのめり込んでいなかった者)こそが、最高の生産者である。

 

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