「風水」とは | ガイアブックス用語集

風水とは2014/07/11更新

読み：ふうすい
カテゴリ：ヒーリング・精神世界 > 風水

風水とは文字通り「風と水」を意味する。生命を生み出すこれらの2つの元素の混合や相互作用、流れ、貫通を最も良く表現したものが「気」として知られる必須エネルギーで、これが風水の基礎となっている。

風水とは要はあなたのまわりの環境の相互作用を理解することである。家はあなたの人生にとって極めて大きな影響を与えるものの1つであることから（さらに、家はあなたが管理する対象であることから）、風水では人々の生活空間における実践に焦点を絞る傾向がある。もちろん職場環境や庭、お気に入りのカフェやその他あなたが過ごしたいどんな場所にも風水を適用することができる。このような風水の重要な関係を理解することによって、あなたに最も影響を及ぼしているものを変え、その結果としてあなたの気持ちを変えることができるのである。

風水の起源

風水の歴史はエジプトやインド、中国の古代文明にまで遡る。ヨーロッパ各地のストーンサイクルや中央アメリカのアステカ文明の巨大神殿、エジプトのピラミッド群など、人々の意識に影響を与えるために人工の構造物を用いるという基本プロセスについての古くからの例が数多くある。

その場にエネルギーを蓄積して活性化するために、石は天と地からのエネルギーを集めて放散させるアンテナのように用いられた。英国のストーンヘイジのようなストーンサークルは、朝日から放射される光がサークルの中心に当って全体の効果が高まるように設計されている。エジプトの巨大ピラミッドや中央アメリカのアステカの神殿は、その形を使って大地からと宇宙からの天然エネルギーを集中・混合し、そのエネルギーのすべてを中央の部屋に入れた。ここでも太陽光が構造物の中心部に当るようにするために開口部が利用されたのである。

古代の人々は太陽系について非常によく認識しており、春分・秋分とともに夏至・冬至を計算することができた。建築構造物の設計は、これらのエネルギーにあふれた時期の中の1日に太陽のすべての力を集中するように設計されているのである。