カイロプラクティックとは2015/04/24更新
- 読み:かいろぷらくてぃっく
- カテゴリ: 自然療法・統合医療・健康 > カイロプラクティック
カイロプラクティックは、関節、特に椎骨の関節の機構的異常を治療する療法である。カイロプラクティックという言葉はギリシャから出た言葉で、“手技による治療” という意味をもつ。この療法で治療するケースには生死にかかわる病気は滅多になく、現代社会のどこにでもある痛みや障害が大半を占めている。症状には現代のライフスタイルと関係の深いものが多く、中でも、机の前や自動車に長時間座る生活、身体にあわない椅子や家具、物を持ち上げる習慣などが原因で起こっているものが目立つ。
熟練のセラピストが行えば、治療はやわらかく、痛みもない。薬を含んで痛みを抑えたり、何でもないかのように振舞って苦痛を無視するのに比べて、はるかに安全である。現在、世界に約53,000名といわれるカイロプラクティックのセラピストは、みな集中的トレーニングを受けている。州のヘルスケア制度の中で仕事をしている人も多数いる。
カイロプラクティックの起源
昔は、筋・骨格の病気が重症になると障害がいつまでも残るケースがたくさんあった。治療法の幅もかぎられ、“正統的”医療の協力態勢もお粗末だったのである。ところが、僻地の“接骨医”と祈祷師の治療が驚くほど効果をあげることがあった。みな、捻挫や緊張、骨折、その他の筋・骨格関係の異常を、直感で直す素人の治療師だ。人間の身体の複雑な機能を知っているはずはなく、無知ゆえに人を傷つけることもあったであろうことは間違いない。しかしこういう素人の治療師達によって、この分野の医師によらない治療の強い伝統が築かれたのであり、それが筋・骨格の異常の新しい治療法を生む土壌となったことは確かだ。その最先端にあったのがオステオパシーとカイロプラクティックだったのである。
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