ナチュラルな赤ちゃんとは2016/06/10更新
- 読み:なちゅらるなあかちゃん
- カテゴリ: 自然療法・統合医療・健康 > ナチュラルな赤ちゃん
“アタッチメント・ペアレンティング(愛着育児法)”の概念という、赤ちゃんとの密接な触れ合いを奨励した、人類にとって自然な育児法がある。この自然な家族生活の哲学は、赤ちゃんが必要とする本質的な養育を与えると同時に、新しく親になった人の生活を楽にする。赤ちゃんにとって、生まれて最初の1年はきわめて重要である。この間に赤ちゃんは、他人を愛する能力を築き上げ、同時に生涯に及ぶ健康と回復力の基盤を整える。新生児がよちよち歩きを始めるまでの間、成長と脳の発達は信じがたいペースで進む。しかも驚くべきことに、楽しみながら普通に赤ちゃんの世話をするだけで、その可能性は最大限に発揮される。母親と赤ちゃんの自然な相互作用は、そのまま成功への鍵となる。
出産直後の一時間
ほとんどの研究者が誕生直後の1時間の重要性を認めている。胎盤が排出されるまでの間に最も大切なことは、母親と赤ちゃんの初めての接触を妨げないこと、それに室温を高すぎるくらいに保つことである。これによって、胎盤の排出、それに愛情とアタッチメントの促進に必要な、高レベルのオキシトシンが放出される。お産の間に母親と赤ちゃんの中で作られ、誕生後1時間にピークに達するこの高レベルのホルモンが、人間独特の愛する能力を作る。
授乳
健康と自然な免疫の促進は何よりも大切である。そのためには、赤ちゃんにできるだけ多くの初乳を飲ませることがとくに重要である。初乳を充分に摂取した赤ちゃんは、免疫系の健全な発達をスタートさせ、成熟乳を最大限に吸収するための消化系を整えることができる。初乳と呼ばれる、濃厚な“スーパーミルク”は主に出産直後の2、3日間に生産される。普通、黄色がかっていて、液体蜂蜜のようなとろみがあり、たいへん栄養がある。ほかの栄養物と比べて高い割合で必須脂肪酸を含んでいる。まだ赤ちゃんが自分で作れない免疫グロブリンやその他の免疫要素も豊富に含んでいる。
世話のしかた
生まれたての赤ちゃんの世話をするのに最善の方法は、欲求に応じてやることである。親になりたてのときは、赤ちゃんの欲求をどう理解すればいいのかや、赤ちゃんとのやり取りのしかたについて自信をもてない人が多い。赤ちゃんの表現はどれも意味をもっている。“会話”に赤ちゃんを誘い込み、赤ちゃんが表現していることを言葉で言ってやると良い。
ベビーマッサージ
生後まもない赤ちゃんのマッサージには、純粋な有機栽培のひまわり油かグレープシードオイルを使うのがいちばん良い。赤ちゃんが最後3ヶ月になったら、純粋な植物オイルか、アロマセラピー用オイルにブレンド済みのベビーマッサージオイルを取り入れても良い。
定期的に行うことで、最適な発達を促し、姿勢をよくする。筋肉と関節の柔軟性を高め、消化・排出・および免疫系に刺激を与える効果がある。
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