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ヒーリング植物とは2014/07/10更新

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植物は生命そのものである。わたしたちは、まわりにある植物の命に支えられて生きている。植物はわたしたちの心身を育み、癒してくれる素晴らしい環境を生み出すもので、その存在なしには、この地球上のありとあらゆるものが生き続けることは出来ない。植物は人間の進化や文明や文化の基礎をなしている。

さらに、地球上に約25万~40万種存在するとされる顕花植物のなかには、わたしたちの身体や心や魂の助けとなる“ヒーリング植物”が数多く存在している。

 

植物は、太古の昔から治療に用いられてきた。“アイスマン(エッツィ)”と呼ばれるヨーロッパ最古の銅器(金石併用)時代の男性ミイラは、紀元前3300年頃に自然条件によって形成されたもので、1991年にオーストリアとイタリア国境のハウスラブヨッホ近くのエッツ渓谷の氷河で発見された。エッツィの胃の中には、原始的な傷の応急手当に使われた消毒効果のあるコケが含まれていた。また所持品の革製の小袋には、ハーブと、幻覚を引きおこす働きのある抗生物質を含有する2個のカンバタケが入っていた。ハーブ療法は、もともと医学と秘法や魔術が一体化した形で生まれたものなので、このカンバタケも宗教的な用途に用いられていたのかもしれない。

 

ヒーリング植物の歴史

世界中の鳥や動物たちは、自分の病気に効く最上の薬を本能的に知っているようである。家畜でさえ、ある程度はこの能力を備えている。ヒーリング植物を識別するこの生来の能力は、有効なものをただちに選びとるための、何世代にもわたる厳しい試行錯誤の積み重ねによって獲得されたものだ。動物たちにとって、ハーブは医者そのものなのである。

 

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