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太極拳とは2014/08/04更新

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“太極”は「大いなる究極」を意味する、中国を代表する哲学であり、道教の言葉である。この道教の原理を応用した武術を太極拳という。ゆるやかな動作と呼吸法の組み合わせによって体を鍛え、筋肉をほぐし、精神が研ぎ澄まされて集中力を高める効果がある。特別な器具や衣服、履物は無用で、体力、体格も問わない。

 

 

起源

太極の起源は謎に包まれている。紀元前3世紀に古式太極が伝授・実践されていた形跡がある。多くの学者達がこの件を調査したが、起源にまつわる決定的な証拠は見つかっていない。太極は秘伝として父から息子に継承されていったため、文章に記録されることはなかった。しかし、太極拳の伝説で一番有名なものとして、張三豊の物語がある。張三豊は14世紀の元から明に移り変わる頃に、少林寺に住む修行僧であった。さまざまな事情から紆余曲折を経て、仏教に飽き足りなさを感じるようになり、別の宗教思想を模索し始めた。そして、厳格で過酷な修行で知られる少林寺拳法に取り組むことになる。その後、陰陽と五行の概念を説く中国古来の道教を学び、陰陽説を武術に応用することを試みる。道士になって武當山に隠遁し、新しいやり方で武術を伝授する流派を創始した。張三豊が「柔」の要素を修行に取り入れたのは、当時の武術の世界を根底からくつがえす画期的な出来事であった。やがてこの「柔」によって太極は有名になり、中国伝統の武術であるカンフー(拳法)は変貌を遂げた。

※この伝説の真偽や、張三豊が実在の人物がどうかも確かめられていない。

 

基本原理

太極拳は、道教の陰陽の原理を主に成り立っている。

剛柔、遅速、攻守、侵退、自他などの陰陽のバランスを幅広い側面で応用することが、太極拳の真髄である。太極拳では、動作をおこないながら「気」に意識を向け、直観的に感取り、へそから下に5cm、深さ2cmほどのところにある丹田(たんでん)という経穴に一点集中して「気」を活性化していく。

 

一日のはじまりに

日の出とともに起きて練習を始め、雄鶏が時の声をあげるまでに終わらせるのが昔から理想とされてきた。現在の中国でも、朝の公園は仕事の前に太極の練習をする老若男女でいっぱいである。朝いちばんに太極の練習をすれば元気とやる気がわいてきて、気持ちよくスタートできる。

 

朝起きるのが苦手な人のための太極拳

①     ベッドの中で仰向けになり、ひじを布団につけ両手は丹田の脇に軽くのせる。

②     息を吸いこむ。胸を膨らませずに、吸い込んだ息は丹田に下ろす。

息を吐くと同時に両手が沈むのを感じる。この呼吸を繰り返す。

 

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