栄養療法とは2014/07/11更新
- 読み:えいようりょうほう
- カテゴリ: 自然療法・統合医療・健康 > 栄養療法
栄養療法とは、薬を使わずに自然な方法で体の不調を治し、健康を増進する対処法のこと。また、人間にもともと備わっている自己回復力を促し、健康状態を改善するという側面も持っている。
私達が使っている薬剤は、あくまで対処法として用いられているため、それに基づいたリスクも当然出てくる。効果が強ければ強いほど、副作用も強くなり、栄養療法は病気の進行を止め、それぞれに備わっている細胞を活性化し自然治癒を行なえるようにサポートしていく。そういったことから、栄養療法は根本的治療とも言えるだろう。
栄養療法には大きく分けて5つのルールがある。
1.適切な食品を組み合わせて消化器官の不調を整え、さまざまな食品群への体の反応を観察しながら食物アレルギーをなくす。
2.栄養価の高い有機食品の摂取を増やし、脂っこくて食品添加物の多い食品の摂取を減らして、体の毒素を減らす。
3.体の自然治癒力を高め、自国の食文化に根ざした食品をバランスよく食べて、体内の毒素を排除する。
4.体に欠かせないミネラルやビタミン、アミノ酸、必須脂肪酸などの成分を吸収しやすくなるために、腸内細菌のバランスを整えなおす。
5.適切なサプリメントを摂取して、弱ったり負担のかかりすぎている器官を保護する。
これらを生活スタイルに組み込むことで、健康を末永く維持することが出来るだろう。
現代の食生活は非常にアンバランスで、栄養性疾患が増加傾向にある。例えば毎年何百万人という人が心臓発作や動脈硬化、高血圧のような心疾患で亡くなっている。心疾患の根本的な原因は、乱れた食生活や運動不足、ストレスの多いライフスタイルなどとの関係が深いように思われる。こういったものも、摂取する栄養素を考え意識していれば、起こらないはずなのである。
※ガイアブックスでは、「栄養療法」と言う場合、英語におけるオーソモレキュラー療法という訳語が最も近い。
オーソモレキュラーとは
オーソモレキュラー療法(orthomolecular medicine)は、食事やサプリメントなどを用い、細胞の働きを向上・活性化させ、様々な病気を治す治療法。精神疾患領域の治療法として応用され始め、近年では日常的に診療に取り入れられている。
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