食品添加物とは2015/04/30更新
- 読み:しょくひんてんかぶつ
- カテゴリ: 自然療法・統合医療・健康 > 食品添加物
種類
- 指定添加物
- 既存添加物
- 天然香科
- 一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるもの(一般飲食物添加物)
用途
食品添加物は、有用性、つまり加工食品での効果によって、大きく4つの使用目的に分類できる。
食品の保存性をよくするためのもの
食品の安全にとって最も注意すべき問題は食中毒である。有害微生物の増殖や油脂の酸化は食中毒の原因になる。食品本来の風味や形状を変化させることなく腐敗や化学変化による食品の変質を防ぎ、保存性を高めるために食品添加物が使用されている。
食品の風味や外観をよくするためのもの
食味(食品の官能的性質。色、味、香り、食感。)は消費者の嗜好に大きく関係する食品の要素である。食品を美化し魅力を増す、食品の味や風味を向上させる、などの目的で食品添加物が使用される。
食品の製造や加工のために必要なもの
食品製造や加工の過程では様々な食品添加物が使用される。大豆から作られる豆乳を固めて豆腐を作るときに使用する「豆腐凝固剤」、食品製造においてあわ立ちを抑えたい場合に使用する「消泡剤」、食品原料から必要な食品成分を抽出するために使用される有機溶媒「抽出溶剤」などがある。
食品の栄養成分を強化するためのもの
栄養強化、つまり加工食品に栄養成分を補充、強化し、栄養価を高めることを目的とした添加物である「強化剤」が主に挙げられる。
食品添加物の風評被害
マスメディアで2005年ごろから食品添加物バッシングが再燃しており、「食品添加物を大量に使った現代の食品には問題がある」との言論が大きく支持されつつある。
しかし、その内容は科学的な根拠が薄く感情に訴えるものであり、間違いも多い。そのために、添加物メーカーや食品製造業者や流通・販売業者が困るだけにはとどまらず、消費者の不利益やリスクの増大に繋がる場合も出てきた。
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