栄養学と食事療法大事典～ニュース/トピックス～

ニュース／トピックス

栄養学と食事療法大事典

2016.01.08

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「原著の引用があり、体系的で詳細な図説の付いた中核的図書は極めて貴重なもの。
学生にとっては管理栄養士国家試験解説書、
管理栄養士には病院給食や学校給食の実用書である。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　香川靖雄
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　香川先生の序文　全文を読む

「前版と比較してみると栄養学の進化の激しさが読み取れます。
そして米国の栄養学関連の人々のレベルの高さと層の厚さです。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木村修一
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　木村先生の「日本語版編集に携わって」　全文を読む

栄養学と食事療法大事典

栄養学における臨床の実践的第一級教材として60年以上にわたり世界的に認知されている“クラウスの書”の原著第13版。
本書には、栄養ケアプロセスと専門用語が使いやすい形で統合された資料が掲載されている。栄
養ケアでの作業を書面にまとめるために標準化された方法を知るには、あるいは患者に提供するケア
を説明する方法を構築するには、この資料が不可欠となる。また、多くのサイトの評価グループにより、
患者や顧客のケアにおける私たち栄養専門家の有用性が実証されたり高められたりする可能性もある。
アセスメント、診断、介入の基本は最初の15 章に収載されている。ここには栄養学の基本である消化、吸収、代謝、ゲノミクスの役割、栄養素の代謝、炎症、統合医療が網羅されている。次の6章ではライフステージごとの問題について、その次の5 章では最善の健康と動作能力を得るための栄養学について解説されている。

著者:
L・キャスリーン・マハン(L. Kathleen Mahan)MS、RD、CDE。

シルビア・エスコット-スタンプ(Sylvia Escott-Stump)

日本語版総監修者:

香川靖雄(かがわやすお)
女子栄養大学副学長、自治医科大学名誉教授、医学博士

木村修一(きむらしゅういち)
東北大学名誉教授、昭和女子大学名誉教授、NPO法人国際生命科学研究機構（ILSI）日本支部会長、農学博士

監修者:

鈴木志保子（すずきしほこ）
神奈川県立保健福祉大学教授、NPO法人日本スポーツ栄養学会会長、医学博士

渡邊昌（わたなべしょう）
公益社団法人生命科学振興会理事長、NPO法人日本綜合医学会会長、
一般社団法人統合医療学院学院長、医学博士

溝口徹（みぞぐちとおる）
新宿溝口クリニック院長

桑田有（くわたたもつ）
人間総合科学大学大学院人間科学部健康栄養学科専攻長、
NPO法人国際生命科学研究機構（ILSI）本部理事、同日本支部副理事長、農学博士

A4変型 1232頁　　オールカラー　上製本　函付
本体価格29,000円
※下に見本ページあります

パンフレットはこちらからダウンロードいただけます。

序文　香川靖雄／日本語版編集に携わって　木村修一／日本語版編集委員会／著者一覧／監修者一覧／本書に寄せて　
ジュリー・オサリバン・マイエ／本書の活用法

第1部栄養のアセスメント
1 摂取：栄養素の消化、吸収、輸送、排泄
　消化管／消化・吸収過程の簡単な概要／
　小腸：養分吸収の主要部位／大腸
2 摂取：エネルギー
　エネルギー必要量／エネルギー消費の構成／エネルギー必要量の推定／食品エネルギーの計算
3 摂取：栄養素とその代謝
　■主要栄養素
炭水化物／脂肪と脂質／アミノ酸とタンパク質／栄養充足状態での主要栄養素の利用と貯蔵／絶食状態における主要栄養素の異化作用
　■微量栄養素：ビタミン
　脂溶性ビタミン／水溶性ビタミン／
　他のビタミン様因子
　■微量栄養素：ミネラル
　身体のミネラル組成／微量ミネラル・微量元素
　■超微量ミネラル
　その他の微量元素
4 摂取：食事の分析
　栄養の不均衡／栄養スクリーニング／栄養アセスメント
5 臨床：栄養学的ゲノミクス
　ヒトゲノム計画／遺伝子型と栄養アセスメント／遺伝学の基本／遺伝子と栄養療法／倫理的、法的、社会的意味
6 臨床：炎症、身体、機能のアセスメント
　栄養と炎症／身体的および機能的アセスメント／栄養に着目した身体診察／機能的栄養アセスメント
7 臨床：水、電解質、酸塩基平衡
　体内水分／電解質／酸塩基平衡／酸塩基平衡異常
8 臨床：生化学的検査
　栄養に関する臨床検査データの定義と有用性／栄養に関する日常的臨床検査
の解釈／体液状態の評価／ストレス関連タンパク質エネルギー栄養障害の評価／栄養性貧
血の評価のための臨床検査データ／脂溶性ビタミン／水溶性ビタミンと微量ミネラル／慢性疾患のリスク評価
9 臨床：食物と薬物の相互作用
　食物と薬物の相互作用の薬理学的側面／食物と薬物の相互作用のリスク因子／薬物療法に対する食物の影響／食物と栄養に対する薬物の影響／食物と栄養素による薬物作用の変化／栄養状態に対する薬物の影響／食物と薬物の相互作用と添加剤／医学的栄養療法
10 行動と環境：地域社会における個人
　地域における栄養実践／地域密着型の栄養サービスのためのニーズアセスメント／米国における全国栄養調査／米国の栄養指針と目標／食品と水の安全性／災害対策

第2部栄養診断と介入
11 栄養診断と介入の概要
　栄養ケアプロセス／栄養ケア記録の文書化／栄養と保健医療に及ぼす影響／栄養介入／末期患者またはホスピスの患者の栄養ケア
12 食品と栄養素の摂取：文化的能力を含めた食事計画
　栄養素の必要量の決定／世界のガイドライン／米国人の栄養状態／食事計画のための米国のガイドライン／食品と栄養表示／食事パターンとカウンセリングのコツ／食事計画における文化的側面（宗教と食品）
13 食物と栄養の供給：生理活性物質と集中ケア
　統合医療／食品による栄養補充／栄養補助食品に対する規制／栄養補助食品使用のアセスメント／カウンセリングのための指針
14 食物および栄養の送達─栄養支持療法─
　適切な栄養支持療法のための理論的根拠と基準／経腸栄養法／経静脈栄養法／リフィーデ
ィング症候群／移行期栄養法／長期の在宅治療における栄養支持療法／倫理的問題
15 教育とカウンセリング─行動変容
　行動変容／カウンセリング手法─認知行動療
法／カウンセリング手法─動機づけ面接／変えるつもりがない段階のカウンセリング面接
／変えるかどうか迷っている段階のカウンセリング面接／抵抗的行動とこれを緩和するための手法／変えるつもりである段階のカウンセリング面接／有効性の評価

第3部ライフサイクルの栄養
16 妊娠期と授乳期の栄養
　受精前と受精／受胎／妊娠期／母乳栄養
17 乳児期の栄養
　生理学的発達／栄養必要量／乳汁の成分／離乳食／授乳と離乳食
18 小児期の栄養
　成長と発達／栄養必要量／十分な栄養の提供／栄養に関する懸念／慢性疾患の予防
19 青少年期の栄養
　成長と発達／栄養必要量／食習慣と食行動／栄養の健康診断、評価、カウンセリング／特殊な問題
20 成人期の栄養
　「成人期の栄養」の予備知識／健康増進の年代／生活習慣と健康の危険因子／健康格差／栄養と疾病予防の対策／食事の傾向とパターン／栄養サプリメント／機能性食品
21 高齢期の栄養
　高齢者の人口／老年学＋老年医学＝加齢の研究領域／健康増進と疾病予防における栄養／老化の理論／生理学的変化／一般的な健康問題／生活の質／栄養健診と評価／栄養必要量／メディケア（高齢者及び障害者医療保障制度）給付金／栄養支援サービス／生活介護施設と高度看護施設

第4部健康の維持・増進のための栄養摂取
22 体重管理における栄養摂取
　体重の構成成分／体重調整／体重の恒常性障害：過体重と肥満／成人の肥満管
理／肥満の治療によく見られる問題点
／体重のアンバランス：痩せ過ぎまたは意図しない体重減少
23 摂食障害の栄養
　診断基準／治療法／臨床所見と内科的合併症／心理学的管理／栄養リハビリテーションとカウンセリング／医学的栄養療法とカウンセリング
24 運動とスポーツ競技のための栄養
　エネルギー産生／筋肉収縮のエネルギー源／運動のための栄養必要量／体重管理／主要栄養素／炭水化物／タンパク質／脂肪／ビタミンとミネラル／水分／その他の考慮すべき物質／エルゴジェニックエイド
25 栄養と骨の健康
　骨の構造と生理／骨量／栄養と骨／骨減少症および骨粗鬆症
26 口腔と歯の健康のための栄養
　歯の発育のための栄養／う蝕（虫歯）／
　乳幼児う蝕／う蝕予防／象牙喪失と義歯／その他の口腔疾患／歯周病／全身性疾患の口腔症状

第5部医学的栄養療法
27 食物有害反応の医学的栄養療法：食物アレルギーと食物不耐症
　食物有害反応の定義／発症因子／病態生理／IgE依存性アレルギー反応／IgE非依存性抗体反応または混合型抗体反応／細胞性免疫反応／食物不耐症／検査／医学的栄養療法／食物アレルギーの予防
28 上部消化管障害の医学的栄養療法
　評価パラメータ／食道／胃
29 下部消化管障害の医学的栄養療法
　一般的な腸障害／小腸の疾患／小腸粘膜刷子縁酵素欠乏／炎症性腸疾患／腸手術における栄養状態の経過
30 肝胆道系疾患および膵疾患の医学的栄養療法
　肝臓の生理と機能／肝疾患／肝硬変の治療と合併症／肝切除と肝移植／胆嚢の生理と機能
／胆嚢の疾患／膵外分泌部の生理と機能／膵外分泌疾患
31 糖尿病および非糖尿病性低血糖症の医学的栄養療法
発症率と有病率／耐糖能異常の種類／
スクリーニング（検診）と診断基準／糖尿病前症の管理／糖尿病の管理／栄養ケアの実践／急性の合併症／長期合併症／非糖尿病性低血糖症
32 甲状腺疾患と甲状腺関連疾患の医学的栄養療法
　甲状腺の生理学／甲状腺疾患の検査／甲状腺機能低下症／多嚢胞性卵巣症候群／甲状腺機能亢進症／視床下部-下垂体-甲状腺系における平衡異常の管理／その他の内分泌系疾患
33 貧血の医学的栄養療法
　鉄関連の血液障害／鉄過剰／巨赤芽球性貧血／その他の栄養性貧血／非栄養性貧血
34 心血管疾患の医学的栄養療法
　アテローム硬化と冠動脈性心疾患／遺伝性高脂血症／高血圧／心不全／心臓移植
35 肺疾患の医学的栄養療法
　肺系統／誤嚥／喘息／未熟児慢性肺疾
患と気管支肺異形成症／慢性閉塞性肺疾患／嚢胞性線維症／肺癌／肺炎／呼吸不全／結核
36 腎障害の医学的栄養療法
　腎臓の生理と機能／腎疾患／急性腎障害（急性腎不全）／慢性腎臓病／尿細管と間質の疾患／糸球体疾患／末期腎疾患
37 がんにおける予防、治療、回復のための医学的栄養療法
　発症因子／病態生理／栄養と発がん／がん予防のための栄養素／医学的診断とがんの進行度分類／医学療法／医学的栄養療法／がん治療の栄養学的影響／栄養のモニタリングと評価／小児がん／がん生存者のための栄養推奨事項／補完代替医療と統合腫瘍学
38 HIVとエイズの医学的栄養療法
　疫学と動向／病態生理と分類／医学的治療／
医学的栄養療法／特別な配慮／女性のHIV感染／補完代替療法
39 急性代謝ストレス（敗血症、外傷、熱傷、手術）の医学的栄養療法
　急性ストレスに対する代謝反応／絶食状態とストレス／全身性炎症反応症候群と多臓器不全症候群／栄養失調の発
症因子に基づく定義／外傷と開腹術／重大な熱傷／外科手術
40 リウマチ性疾患の医学的栄養療法
　病態生理と炎症／医学的診断と治療／未確認の療法／変形性関節症／関節リウマチ／シェーグレン症候群／顎関節症（側頭下顎部障害）／慢性疲労症候群と線維筋痛症／痛風／強皮症（全身性強皮症）／全身性エリテマトーデス
41 神経障害の医学的栄養療法
　中枢神経系／栄養療法を複雑にする課題／嚥下障害／栄養学的因子による神経障害／外傷による神経障害／頭部外傷または神経外傷／脊椎外傷と脊髄損傷／神経性疾患
42 精神疾患の医学的栄養療法
　分類／脳および神経系のための栄養／体重管理／依存症と物質乱用からの回復／栄養学的治療

第6部小児専門治療
43 妊娠期と授乳期の栄養
　乳児の死亡率と統計データ／生理学的発達／経静脈栄養法の栄養必要量／経静脈栄養から経腸栄養への移行／経腸栄養法の栄養必要量／栄養法／経腸栄養法の選択／栄養アセスメントと成長／退院時の管理／神経発達の予後
44 先天性代謝異常症の医学的栄養療法
　新生児スクリーニング（検診）／アミノ酸代謝の異常／有機酸代謝の異常／尿素サイクル代謝の異常／糖質代謝の異常／脂肪酸酸化の異常／先天性代謝異常症における栄養士の役割
45 知的障害と発達障害の医学的栄養療法
　医学的栄養療法／染色体異常／神経障害／胎児性アルコール症候群／栄養療法における議論／地域の活用

付録、索引

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