スタッフブログ
“サトラレ”ないからPOPで会話!
- 2010.02.25
- 『サトラレ 』 私が高校生の時に流行った映画です。 『サトラレ』とは「解離性意志伝播過剰障害」。心の中で思ったことが、周囲に筒ぬけになる恐ろしい病気 人はなんでつぶやくんだろう 先日の新文化 で、「twitter利用実態調査レポート 」が3万1500円~5万2500円でアスキー総合研究所 から発売されたことを知りました。このデータを一体、誰がどんなマーケティングに活用するんだろうどんな需要を堀だせるんだろう 新文化によると、twitter利用率は約3.7%。 職業比率では、IT関連の技術職、自営業、自由業、会社役員の比率が高いとの事。 驚くのは、つぶやきの中のURLクリック率が8割と高いこと。 これだけ見ると、仕事での意見交換やPRに利用している率が多いのかな? 私だったらどんなつぶやきを聞きたいかな 読者の書評でもなく、仕事の話でもなく、興味の話でもない。 書店に入ってから出るまで、心の中でのつぶやきを聞けたらおもしろそう。 「わ、すごい表紙。でも中身いまいち」 「父へのプレゼントにトルストイ探してるんだけど、9000円もする…じゃぁこのニーチェにしようかな。この間新聞で見たし。」「幻想生物の図鑑ってこんなにいっぱいあるの?2000円代だったら買うのにな。」 「猫毛フェルトなんてあるの?犬毛でもできるかな。類書見てみよう!」 「へぇ、これシリーズだったの。」 「このPOPおもしろい!ちょっと見ちゃお。」 皆、書店でどんなこと心中でつぶやいてるのか。 書店名、そこで目に留まったモノ、それについて取った行動がツイートされていて、そのツイッターのアカウントの詳細(年齢、職種、平均年収など)、消費行動などをまとめたデータがあれば見てみたい。 お客様が「ツイート・サトラレ」になってくれたら 他にこんなtwitter戦略いかがでしょう? 『ツイートdeポイント』 書店の店頭にバーコードリーダーがあり、お客様はそのバーコードを読み取りその書店のツイートに参加(あらかじめアカウントを取得しているのが条件)。購入書籍1タイトルに付き、購入理由を1ツイートする。そのツイートにポイントを付加させていき、次回お買い物時にポイント分の割引が受けられる。 デジタルポイント制度。 そしてそのツイートは有料で出版社に公開する。“パブライン”や“ウレタ”のように。 実際、読者カードは返信率低いし、アマゾンのレビューは買った後の感想がほとんど。 その本を手にとり購入を決めるまでの“心の声”が聞きたいです。それを求める版元は多いんじゃないでしょうか。 お客様の心を掴むための戦略がマーケティング。 書店で有力なのはフェア、見せ方、そしてPOPじゃないかと思います。 ヒーリングコーナーにこんなPOPがあったら、どう思いますか? 『シンボルの謎バイブル 』 知識・権力・紋章・秘伝 人類のミステリーはシンボルで伝えられた ガイアブックス 練りに練った、私の力作POPなんですが…、売上には結び付いてません くまざわ書店 田園調布店 にそっと平積みされています。 田園調布駅すぐ、東急スクエアガーデンサイトの2階です。 スタイリッシュなプリザーブドフラワーが目を引く、第一園芸 の向かい側に、負けずに陽気な書店員さんがいます。 棚作りに個性が溢れ、手書きPOPで彩られた売り場。 そのPOPを通して、版元、書店さん、お客様は物言わぬ会話をするんですね。 ※承諾を得て撮影しました↓ 「書店での集客力が低下しているといわれるこの業界にあって、書店の情報発信とは何か。」 「“良い本は売れる本”だとして新刊・ランキングの主義に走る書店。 読者の気持ちをいかに捉え、潜在的な需要を掘り起こしていけるのか―。」 2010年2月18日 新文化8面 「老舗の和菓子店が出版業界に参入」たねやグループ九代目 山本徳次社長 インタビュー記事より引用 新刊・ランキング主義に走らず、自分の感性で選書する敏腕。 その感性が現れたPOPで店内を彩る創作力。 それを兼ね揃えた担当さんが作る、くまざわ書店 田園調布店の売り場をご覧あれ
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