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ガイアブックスのスタッフブログ

スタッフブログ

古書店の魅力
2010.04.29
版元営業という職について以来、   古本屋さんには一度も行ってません。 版元営業として、少しでも出版界・書店界への貢献と思い、 本は必ず新刊書店で買っていました。   出版業界に従事しお給料を貰っていながら、古書店で文庫などを買っている人を   蔑んで見ていたりもしました。 しかし、   松浦弥太郎さんの著書　『最低で最高の本屋』、『本業失格』   を最近読み終えて”古書”に対する考えが変わりました 一流と思われているものが評価されているのは当たり前だとして、みんなが知らない二流のもの、教科書に載っていないものの中にも素晴らしいものはたくさんある。でも、自分の足を使って、自分の目で見つけてこないと、そういう本は古本屋の片隅に埋もれています。     そのようにしてキーワードはいつも古本屋で見つけていたのです。         僕が本屋を始めるにあたって、こういうものがあったから、今のデザイン、エディトリアルがあるんだという事を伝えたかったのです。僕自身がこれらの雑誌やヴィジュアルブックから学ぶべきところがたくさんあったので、みんなにも何かのきっかけになるんじゃないかと思ったのです。 ?   （引用は　『最低で最高の本屋』　松浦弥太郎著　集英社文庫　より） ?   なるほど～。 ということで、感化されやすい私は本日、今まで避けていた古書店に立ち寄ってみました。   すると発見がいっぱい！   まず、古い雑誌がずらーっと並んでいるのに感動。   絶対に新刊書店では見られない、すでに廃刊になっている雑誌のバックナンバーはお宝の山に見えました   そしてまた、影響されやすい私は、すでに松浦さんの世界観にどっぷりハマってしまって、   オールドマガジン収集に目が熱くなりました これ、御覧下さい！ マインド×ボディ&スピリット-芸術新潮 『芸術新潮』です。   １９５０年に創刊されて以来、長らく海外の美術動向を日本に伝える啓発的な雑誌でした。   海外の代表的な写真家・芸術家・デザイナーの実績や作品がたくさん詰まっている、素晴らしい雑誌です。   この写真は８０年代～９０年代に発刊されたものです。 そしてこれもご覧ください！ マインド×ボディ&スピリット-インスピレーション   『INSPIRATION』です。   スイスで発行されている雑誌で、ドイツ・オランダ・アメリカ・日本でも発行されていたようです。   スイス街頭の優れたショーウインドウの写真集雑誌です。 これは２００４年にスイスで発刊されたものです。 そしてこれにも感動！ マインド×ボディ&スピリット-ネバーエンディングストーリー   １９８５年に日本で公開された映画『ネバーエンディングストーリー』のガイドブックです。   私はこの映画が大好きなんです。 古書店がこんなに楽しいなんて、   ミスター松浦、あなたが何処にいようとサンキュー！   （９８年に雑誌「リラックス」への松浦さんの寄稿文のタイトル「ミスター・サセック、あなたが何処にいようとサンキュー」の真似です。）

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