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ガイアブックスのスタッフブログ

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高田馬場で古書と出会うなら芳林堂
2010.07.01
芳林堂高田馬場店は今年3月にリニューアルしたのをご存知でしょうか。   もともと理工・建築コーナーだった場所が、現在は「古本横丁」に。   高田馬場駅前では定期的に古本市が開かれますが、 本の状態が悪い、品揃えが悪い、私はこの市には一切期待しないほうがいいと思います。   また、高田馬場では小さな古本屋さんが多くありますが、 私のように気が小さくて足を踏み入れる勇気がない方。   高田馬場界隈で素敵な古書に出会いたい方。   そんな方の楽園がここ芳林堂書店にあるんです。   数多くの古書店業者が入っているこのコーナーは、 1.新刊なみに状態が良い 2.洋書も日本の古典文学もある 3.業者が定期的に売れないものを入れ替えているから、いつ行っても発見がある 4.新刊書店の一角なので空気がキレイ、棚が整っている   おすすめです。 この日私が見つけたのはこれ。 マインド×ボディ&スピリット-毎月新聞   『毎月新聞』 毎日新聞社 2003年3月発刊 佐藤雅彦さんが毎日新聞で4年にわたり連載した月1コラム、「毎月新聞」の総集編。 500円でした!!   内容をちょっと紹介。 「じゃないですか禁止令」1998年10月21日 会社にアルバイトに来ていた大学生の女の子がいた。仕事で使うための、外国製の珍しいお菓子が並んでいるのを見て彼女は 「これ余ったらもらっていいですか。ほら、私たち学生って、こういうレアものに弱いじゃないですか。」 あっけに取られる佐藤氏。 「この言葉の力は、個人の欲望のカムフラージュにとどまらず、そのことを知っていて当然というニュアンスまでも生む。そのことが既成の事実と化してしまう、実に巧みな言い回しである。」と解説したのち、 この言葉は”不安”や”所属の欲求”などをごまかすズルイ方法だと叱責。そこで「じゃないですか禁止令」を提言するに至ったという。   これは創刊準備号に掲載された内容です。 私も、ブログやメルマガを書くにあたって、佐藤氏の文章の分かりやすさや面白さや教養の深さを学んでいきたいです。 そしてこれも購入。 マインド×ボディ&スピリット-キーツ 『キーツ詩集』 白鳳社 1975年7月発刊 300円でした。   そこらの古書店で買うより、ずっと状態がいいです。 内容を少し紹介。   「空想」 … 「夜」がその空から 「夕べ」を追い出す 暗がりの 謀(はかり)ごとをして「昼」と出会うときに。 そこに腰をおろし 高い使命を になう空想を 物怖じした心で 四方に放て。 ―空想を放て! 空想は 家来を引きつれてくるから、 大地が失った 数々の美しいものを 霧にもめげず 産み出してくれるであろう。 …

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