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ガイアブックスのスタッフブログ

スタッフブログ

自然薬研究会 東日本大会
2010.07.04
平成22年自然薬研究会 東日本大会 時代が求める自然・自然薬・自然治癒力 ~生命を守る抗酸化作用・微小循環改善作用~   平成22年7月4日、リーガロイヤルホテル東京にて250名の自然薬医の代表を収集して開催されました。   日本薬剤師連盟千葉幹事長、ケンモツ薬局薬剤師の剣持義明先生のご招待で参加いたしました。 この学会で学んだ事、自然薬の有効性を世の中に波及してゆくこと、それを伝えていくこと、 それが私が今回ご招待いただいた使命だと思っています。   まず、この学会で感じた雰囲気をお伝えいたします。   白でもなく黒でもなく、「グレー」。 それが日本の医療環境を取り巻く色。 表面的であり、独自的であり、排他的であり、権力的である医療環境。 そんな空気の淀みを感じてしまう医療体系の中、 友好的に、向上的に、これほど日本の医事に従じている活発な集まりがあるでしょうか。 自然薬研究会には、強いマインドを感じました。 まず初めに、来年の薬事法改正に向けて漢方薬の添付文章を改める提言がなされました。 時代が求めているのは漢方薬。それを胸に刻み植えつけて、お客様を幸せにしていく使命を各自待ちましょう。   「お客様の幸せとは何か。他人の幸せを自分の幸せとする意志を貫きましょう!」 まず第一声、そんな提言する学会はあるでしょうか。 感激しました。   高らかなる歓声と共に幕を開けた本会は、 日本腫瘍学会理事長 松崎茂先生の記念講演で、その盛り上がりは最高潮に達しました。   少しご紹介させてください。   自然治癒力とは何か。 恒常性維持…正常値、正常範囲で安定すること 自己防衛機能…免疫機構、体温調節が正常に働くこと 自己再生機能…創傷、臓器増殖、代償性肥大が正常に働くこと の3つに要約できます。   その自然治癒力を哲学から捉えた、世界三大医療とは何か。 中国医学 ユナニ(ギリシャ、イスラム医学) アーユルヴェーダ(インド医学) その他の伝統医学は何があるか。 日本伝統医学 チベット医学 モンゴル医学 ジャム(インドネシア医学) スフィズム(神秘学) などである。 発病の原因は、根本的に何か。 自然治癒力の低下である。   近代西洋医学の問題点とは何か。 自然治癒力の低下を助長させること、未病を無視すること、医療従事者主体の環境を作ること。そしてQOL(生活の価値)を見失うこと。 具体例の最もたるのは、抗がん剤の影響。 抗がん剤は、活性酸素を生成し、DNAの鎖を切断し、細胞シグナル伝達に障害をきたす可能性が疑われている。 今一度考えたい。 The Highest Level of Medicine is LOVE. 最高の医療は「愛」である。   そして私がもっとも関心を抱いた次の課題へ移ります。 神奈川県自然薬研究会・エグチ薬局  江口章子先生の発表「現代の生活から脳を守るには」   ストレスは具体的に脳にどのような影響をもたらすか。 ストレスは脳の中で、視床下部→脳下垂体→副腎を活性化し、 コルチゾールを放出することで海馬の細胞を死滅させます。   脳独自の関門である「グリア細胞」は脳に必要でないと思われる有害物質の侵入を阻止します。 これが脳を守る関門なのですが、時には脳にとっての有害物質も通してしまうことが認められています。 また、反対に脳に必要不可欠な栄養素を取り込めないと、 体や心に影響をもたらします。   タンパク質やアミノ酸が摂取されないと、脳内ではセロトニンが分泌されず、うつ状態を導きます。 うつ状態になってしまうと、メラトニンが分泌されずらくなり、夜眠れなくなります。   脳は、60%が油でできていると言われています。 油とは、脂肪です。 脂肪とは、不飽和脂肪酸・飽和脂肪酸・トランス脂肪酸に分類されます。 マーガリンやケーキ、既成の揚げ物の食事を続けることで、脳に悪いトランス脂肪酸が貯まっていきます。 それにより、脳の最後の関門である「グリア細胞」に支障をきたすと言われています。 つまり、ボケもイライラも鬱状態も未病として注視する必要があります。 それは全て、 血液・血流×栄養・吸収×解毒・排出 というプロセスの異常が主な原因です。   本会で勧めるのは、漢方の力。 松寿仙(しゅうじゅせん)、風治散(ふうちさん)、ササイサン、紫華栄(しかろん) という総合漢方ですべてのバランスを均等に整えることが出きる、 という結論を確認しています。 これまで各地で処方してきた実績・エビデンスを持っての見解。 これを全国に推進して行きたいという熱い熱い思いが会場全体から沸きあがていました。 マインド×ボディ&スピリット-人のグリア細胞(アストロサイト) 人のグリア細胞(アストロサイト) ―自然学研究機構生理学研究所 分子神経生理部門 村山秀之 撮影―   記事に上げた漢方薬についての詳細はカポニー産業株式会社 へお願いいたします。

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