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第11回 国際統合医学会学術集会
2010.07.19
第11回 国際統合医学会学術集会 マインド×ボディ&スピリット-第11回 国際統合医学会学術集会   ゼネラルヘルスケアさんにお声かけいただき、 集会に参加しました。   国際統合医学会は1999年の設立以来、統合的・包括的な医学について5つの体系を掲げてきました。 ①肉体と心の統合 ②治療、診断分野での統合(一次元的展開) ③医療機関や施設との統合(二次元的展開) ④多職種との協同的統括(三次元的展開) ⑤ライフステージにおける経時的統合(四次元的展開)   先端医療としての統合医療をメインテーマとし、統合医療に組み入れられている様々な治療法のエビデンスを客観的に見ていくことをポイントに、広い視野に立ち開かれた修学の場として開集しました。 自己骨髄細胞投与療法という肝再生の再生医療の研究・開発、 医療現場でのサプリメント使用について、新規バイオマーカーによる評価法の検討、 欠損や問題点を補う働きをする動的平衡から生命を究明する、 オゾン療法における安全性と禁忌、臨床例、 温熱療法の臨床例と患者自身が行える利点、 脳電位解説により脳内の神経細胞の活動の解読、   など最先端の医療現場での臨床データの発表が次々と続きました。   なかでも、私が特に感銘を受けた内容は2点あります。   ◆「がん統合医療におけるヨーガ療法の有効性」 平田口腔顎顔面外科 腫瘍内科 がんヴィレッジ札幌 平田章二先生   自律神経を整えることを目的に、ヨーガ療法をがん統合医療の一環として取り入れている事例を紹介くださいました。 がん患者に対してヨーガ療法を実施した結果、 体内活性酸素量の減少。抗酸化力の活性。コルチゾールの低下。副交感神経の活性。重金属・ミネラル排出力の向上。…これらの臨床的効果を検証しました。 これらの臨床効果が、人体にどのように影響するかというと、 コルチゾールの低下や副交感神経の活性によりストレスが軽減・自律神経が安定し、がんと向きあう姿勢に変化があるようです。苦しみながらがんと戦うのではなく、がん闘病中でも生活の質=QOLを意識して豊かな心で治療に望めるようになるという変化が生まれます。 平田先生は、医療行為によって生命(せいめい)を守ることに加えて、自律神経を安定させ生命(いのち)の質を高めることを両立していくことを治療の心情としています。   日本におけるヨーガ療法による臨床データを見る機会はなかなかないのではないでしょうか。 このように示されて非常に驚きました。 ◆「超高濃度ビタミンC点滴療法使用による乳癌末期患者完治例と乳癌治療の新しいこころみ(自家がんワクチン)」 村上内科医院 村上正志先生   50歳女性の乳癌と肝転移、全身転移の末期患者が抗がん剤と共に超高濃度ビタミンC点滴療法を併用した結果3ヶ月後に全身のがんが消失していた事例を紹介。 また、再発防止のために自身のがんを取り出して特殊加工し摂取するという自家がんワクチンを研究・開発。自身の体から取り出したがんであるために非常に特異的、現在再発の例はないとの臨床過程を報告されていました。   余命半年と言われた女性が、なんと3ヶ月でがん消失の事実! 人間の体とは本当に未知であり、統合医療によってその力が表面化した奇跡ですよね。 このような治療法や可能性を世の中に広く波及していかなくてはいけないと改めて実感しました。   会場の様子。 マインド×ボディ&スピリット-国際統合医学会学術集会1   集会後の情報交換会にも参加しました。 マインド×ボディ&スピリット-国際統合医学会学術集会2

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