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東京国際ミネラルアート&ジェム展
- 2010.10.03
- 東京国際ミネラルアート&ジェム展 明日(10月4日)最終日。 世界各国から本物の鉱物・化石・ジェム(宝石の原石)が集結する国内最大のイベント。 毎年恒例だけあって、出店者もベテラン。 書籍に関しては、紀伊国屋書店さんが 単独でご出展されています。 いつもご贔屓いただいている当社のクリスタル関連書は以前として強く、 一等地確保。 ご訪問した際にたまたまいた男性のお客様2人連れがこう話していました。 「この本さ、女性に説明するのにいいんだよね。 著者が良いいんだよね、世界基準でさ。女性的な感性から書いてるところが参考になるんだ。 あれ?新しい翻訳書が出てるんだ。『新クリスタルバイブル』だって。知らなかった。」 このお客様は結局本を買わずに去っていきましたけれど、 クリスタルに関して世界的権威者のジュディ・ホールの集大成の日本語訳版『クリスタルバイブル』を お褒めくださったこと、 そして日本語版の第2部『新クリスタルバイブル』への新たなご関心を起こせたこと、 それを私は本当に嬉しく思いました。 「『クリスタルバイブル』と『新クリスタルバイブル』は何が違うの?」 とお客様や書店さんによく聞かれますが、 それぞれ全く異なる石を解説しています。 このミネラルアート&ジェム展ではおなじみの石のほとんどが『クリスタルバイブル』に収録され、 まだ馴染みの薄い貴重な石は『新クリスタルバイブル』に収められています。 石とは、地球の中心で暖められたマグマが地上に現れたものです。 各々含んでいるミネラルが違うゆえに別ものとして登録されます。 しかし、すべての石は地球の最深部から何億年もかけて地上に姿を現すもので、 その計り知れない歴史をすべて記憶している神秘の物質なのです。 生命があるものには必ず寿命があります。絶対に超えられない壁が寿命です。 人間だけに与えられた”言葉”という特質は、寿命を超えて知識を積み重ねていく可能性を生み出しました。 これが文明です。 文明のおかげで、生死と共に倍々に膨らむ知識。 私たちは、それで地球の誕生や歴史を知識として取り入れることは出きるかもしれない。 しかし、地球の深層部から何億年もかけて地表にあらわれた石は、 私たちの知識の範囲を超える、壮絶な生命力を内在しているのです。 持ちあわせるエネルギーは、国土地域によって強さが違うのも、 また不思議です。 ミネラルの結晶であるという科学を超えて、 数億年前の地球の破片に問いかけて、石の答えに耳を澄ます。 自然感覚あふれる感性を現代で見つける良い機会ではないでしょうか。 会場の至る所にいる妖怪(?)にもご注目。
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