人と本が出会う瞬間～スタッフブログ～ | ガイアブックス（Gaiabooks）

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人と本が出会う瞬間

2010.10.24: 高円寺フェス盛況のうちに本日終了しました。普段の土日、こんなに高円寺駅、人が多いんでしょうか？駅周辺でチラシ配りをしてたのですが、物凄い人の多さに驚きました。高円寺フェス公式イベントとして今年初めて「公園de本の楽市」という本とアートと雑貨のお祭りをやりました。当社も含め、３０社程の出版社がブース出展しておりました。場所は高円寺北公園。公園で遊ぶ小さな子供達や、お散歩に来た老夫婦や、犬連れの方、野良猫、鳩や色んな鳥が行き交う公園で、本を直販売。なんて素敵なんだろうとトキメキました。「いつもの公園、散歩の途中で本を買う」なんて、ほのぼのとした絵になりそう。犬を連れて立ち読み、ご老人がいつものお散歩コースで英語本への新たな興味を持つ、ノラ猫や鳩が本棚をうろちょろして雰囲気UP、子供が三輪車乗りながら「ママコレ見て！」なんて絵本を物色、立ち読みならぬ公園ベンチ読み…。今までなかった、こんな光景に感動しました。私は、レジ番をしながら公園で本を読む、お客様に自社以外の本のオススメをする、お客様がいないときは公園にきた子供達とたわむれる…など、本物本屋さんでも味わえない、仮設テント本屋ならではの、ほのぼの体験を味わえました。なんせ、テント張り・棚組み立て… 　　本並べ・装飾・販売・告知チラシ配り・・・　撤収… そしてイベント打ち上げまで一から全部体験出来たのです。版元として、自分が苦労して関わってきた本を実際の読者と話ながら購入いただくっていう体験ほど嬉しいことはありません。特に今回は日常、本と関わらないはずの方が新たに本への感心をいだくという過程を見られたことが有意義です。人は本とどう出会うのか、という機会を開く良い勉強が出来ました。それは、人が本屋に行く機会を増やすことに繋がることだと確信してます。一日レジ番をしていて特に嬉しかったことは、こんなお客様の発言。「彩流社の本って好きだな。今まで知らなかったけどファンになりそう。」という出版社目的買いの意識を喚起できたこと。出版社を意識して本を買うなんて人、どれだけいるでしょうか？（大手は別として。) でもどんな版元だって信念もって本作ってるんです。それを一人にでも理解してもらえたら、新たな書籍ファンが生まれたら、こんな嬉しいことありません。書店さんも多いに喜んでいただけるでしょう。このローカルなイベントに身を粉にして取り組んでいただいた実行委員の皆様、書店組合の皆様、出展版元の皆様、当社をお誘いくださった青灯社様、ご来場いただいたお客様に感謝申し上げます。

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