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チョウの冬越し、ご存じですか?
- 2014.12.15
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以前にも少し書きましたが、自称 “虫愛づる姫君” のわたしは、夏の間チョウを飼育しています。
(卵を、あるいは幼虫を採取し、ベランダにその幼虫が好む食草を備え、食べさせて育てます)
羽化(成虫になること)したら、夏はもちろんそのまま “サヨウナラ” なのですが、冬の間のチョウはどうしてるか、皆さんご存じですか?
種類にもよりますが、多くは蛹で過ごすんですよ(越冬蛹といいます)。
※冬越しには、そのチョウが進化する過程で冬という最も過酷な季節を乗り切るのに(≒多くの個体を残すのに)最適な形態を選んでいるという説が有力です。成虫で越冬するチョウ(ルリタテハなど;早春によろよろヒラヒラと森から出てきたりします)、幼虫のまま過ごすチョウ(オオムラサキなど;うさぎ耳のかわいい幼虫です。落ち葉にまぎれています)、本当にさまざまです。
10~12月、秋口に蛹となったチョウは、なんと春3~4月まで、そのままじっと耐えて過ごすのです。
もちろん、なにも食べません。。。
そんな蛹が、我が家には3種9匹(画像の1匹はおそらく死んでいます)。
わたしのお手製の「蛹ぽっけ」に入り、みんなで春を待っています。
※幼虫は、蛹になるときに場所を求めて猛烈に歩き回るんですが、思わぬ位置で蛹になろうとしたり、また実際になってしまったりします。無事に羽化させるために、蛹になるときにプラスチックケースなどの安全な場所に移動させたり、ある方法で蛹を回収してこのようにします。
この子たちと一緒に、あたたかな陽光を待ちわびる、今日この頃です。
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